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上顎前突(出っ歯)

上の前歯が下の前歯より2~3㎜出ているのが理想的ですが、一般的に「出っ歯」と言われる上顎前突は、前歯が前方に向かってはえていたり、歯が大きすぎて収まらずに前に押し出されていたりして3㎜以上かなり大きく出ている状態を言います。
しかし、平均値よりはずれるので必ずしも病的と判断して治療が必要なわけではありません。その人の鼻の高さや顎の形態などの顔立ちなどから総合的に判断します。

いっけん同じように見える前歯が出ている状態でも程度や原因はさまざまで、上の前歯が前に傾斜している場合、下の前歯が舌側に倒れているために結果として前歯がでているように見える場合、上の顎が成長しすぎている場合、下の顎が後退している、成長不足のために結果として前歯がでているように見える場合などがあり、それにより治療方法は変わってきます。そのため、精密検査をしてその結果から最適な治療方法を決めていきます。

前歯はとても目立つ部分ですので、笑った時の印象を左右し、他人にあたえる見た目の印象に大きな影響を与えます。そのため、人前でついつい口元をかくしてしまったり、見た目に自信がもてなくてコンプレックスに感じてしまったりするのであれば矯正治療をすることで、改善され自信を持って笑顔になっていただけるので矯正治療をお勧めします。

上顎前突の原因

上の顎が成長しすぎている場合や下の顎の成長不足の場合などは遺伝的問題が考えられます。
また歯自体の大きさが大きい事によりきれいに並びきらずに押し出されて前に出てしまっている場合や指吸い、下唇を咬む、下唇を吸うなどの癖が長期にわたる事により前歯が出てしまったり、下の前歯が舌の方向に倒れてしまったり、下の顎が後退して出っ歯になってしまう場合が考えられます。また乳歯の早期喪失や鼻疾患による口呼吸なども出っ歯の原因と考えられます。

上顎前突による影響

  1. 前歯が出ている状態だとリラックスした状態で口が閉じにくく、ひどい場合完全にとじることができず、閉じているつもりでもたえず前歯が見えている状態になってしまいます。意識をして口を閉じると口元が不自然になり、オトガイ部(下唇の下の皮膚の部分)に梅干し状のシワができたりして美しくありません。
  2. 見た目の問題から劣等感につながり心理的に影響を与えることがあります。
  3. たえず口があいていると口腔内が乾燥して、細菌感染や歯肉の炎症、虫歯、口臭の原因につながります。
  4. 物がうまく噛み切れなかったり、発音にも影響することがあります。
  5. 上の前歯の裏側の歯茎を下の前歯が食い込み痛みを伴うようになることがあります。
  6. 子供さんの場合、ぶつかったりこけたり不慮の事故で前歯を折ってしまったり、唇を傷つけてしまうことがあります。

上顎前突の治療方法

前歯が出ている上顎前突ですが、多くの患者さまの場合、前歯が出ているだけでなく歯のガタつき(叢生)もあります。 どのように出ている前歯をさげてガタつきもなおしていくのでしょうか。

出ている前歯をさげ、ガタつきをとるためにはそれだけの隙間が必要になってきます。 そのため、精密検査の結果から前歯の傾斜の程度、叢生量(どれぐらいガタついているか)、鼻の高さや顎先などの横顔における口元の状態、上下の顎の大きさや幅、歯の大きさ、笑った時の口元の状態などによってどのように隙間を作っていくかということが決まり、それぞれの状態により治療の方法は変わってきます。

成人の場合、インビザラインブラケット(歯の表面に器具をつけてワイヤー)による治療を行っていきます。

どの患者さまでもなるべく歯は抜きたくないと思われると思います。 フォレスト矯正歯科クリニックでは、出来る限り、まずは抜歯をせずに出っ歯やガタつきを改善し、なおかつ口元も美しくできる治療方法はどれかを考えます。

ガタつきや出ている程度が少ない場合、歯の幅を少し小さくする(IPR)や最近ではカリエールディスタライザーアンカーインプラントと言う装置を使用して犬歯から奥歯をまとめて後方に動かすことにより、出ている前歯を中にいれる隙間をつくる事ができます。

前歯の出ている程度が大きかったり、歯が大きすぎたり、口をきちんと閉じれないなどの場合は隙間がたくさん必要になってきますので抜歯を考えていきます。抜歯をしないことを優先するあまり、せっかく矯正治療をしたのに口元の突出感が残ってしまい見た目の改善が満足いくものでなかったり、咬み合わせが安定しないものであったら意味がありません。

フォレスト矯正歯科クリニックではまずは極力、抜歯をせずに治療することを考えますが、
全体的な咬み合わせや安定性、口元や横顔の美しさを考慮して治療をすすめていきます。
歯や歯茎の健康、しっかり咬める咬み合わせ、
口元からくるお顔の美しさのために治療を行ってまいります。